外壁塗装

外壁塗装の現地調査って何をするの?流れと調査項目を解説

外壁塗装の現地調査って何をするの?流れと調査項目を解説

外壁塗装を業者に依頼するときは、はじめに自宅の状態を把握してもらい、最適な施工法や塗料を見極めてもらわなければなりません。そのために行なわれるのが、「現地調査」や「事前調査」と呼ばれるものです。

施工に必要なことだとはわかっていても、知らない人を自宅に招いて周辺を調査されることに不安を抱く人もいるでしょう。信頼して現地調査を依頼するためには、調査内容について知っておくことが大切です。

この記事では、外壁塗装の現地調査でチェックする項目や流れについて紹介します。

外壁塗装の現地調査(事前調査)って?

外壁塗装の現地調査とは、その名の通り塗装をする住宅を訪問して現地を調査することです。

そもそも、どうして現地調査は行われるのでしょうか。まずは、現地調査の目的について見ていきましょう。

外壁塗装で現地調査をする目的とは

外壁塗装の際に現地調査をする目的は、正確な見積書を作成したり正しい施工方法を見極めたりするためです。

たとえば腹痛で病院を受診したとき、「どの部分が痛むのか」「どのように痛むのか」「検査で異常は出るのか」など、患者の声を聞いたり検査をしたりしないと正しい診断はできません。

それと同じように、外壁塗装でも依頼者の要望や悩みを聞きながら、実際に建物を詳しく調査することで正確な診断をくだす必要があるのです。しっかりと調査をしないまま外壁塗装を依頼してしまうと、あとから追加費用がかかったり間違った施工で外壁の劣化を招いたりしてしまう恐れがあります。

また、現地調査は業者と依頼者が最初に顔を合わせる大切な場です。ここで「この業者は仕事ぶりが真面目なのか」「親身に相談に乗ってくれるのか」が判断できるため、依頼者が実際に契約する業者を選ぶときの判断基準にもなります。

現地調査の所要時間と担当者

現地調査の際は、外壁はもちろんのこと、必要に応じて屋根や周辺環境の調査も行います。住宅をくまなく調査するため、現地調査には30分前後の時間がかかります。したがって、現地調査を依頼するときは、1時間ほど余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。

調査を行うのは、営業担当者や実際に施工を行う職人です。地域密着型の業者であれば、社長が自ら調査に来てくれることもあります。

なお、以下のような資格がある担当者であればより信頼して現地調査を依頼できます。

  • 外壁診断士
  • 外装劣化診断士
  • 外壁塗装マイスター
  • 戸建住宅劣化診断士
  • 雨漏り診断士
  • 窯業サイディング塗替診断士

現地調査に必ずしも資格が必要だというわけではありませんが、ひとつの指標として資格の有無を確認しておきましょう。

外壁塗装の現地調査でチェックする項目

外壁塗装の現地調査を行うときは、どのような流れでどのような項目をチェックするのでしょうか。ここからは、現地調査で見られているポイントについて見ていきましょう。

①住宅と周辺環境

まずは住宅の図面や築年数、塗装経験などを把握します。事前情報をしっかりと得ておくことで、正確な劣化具合や適切な塗料の見極めができるようになるためです。

また、住宅の周辺環境についても調査します。雨や台風、雪が多い地域、海の近くで塩害が多い地域など、周辺環境や立地によっても適切な施工法は異なります。地域密着の業者であれば周辺環境を熟知しているため、安心して任せられるでしょう。

周辺環境は、施工にも多くの影響を与えます。「足場を組むスペースがあるか」「工事車両は駐車できるのか」「隣接する住宅への配慮は必要が」など、さまざまな情報から施工への影響を把握します。

②外壁の状態

現地調査でもっとも重要なのが、この外壁の状態のチェックです。具体的には、以下のような症状がないかを確認しながら、どのような施工が必要化を見定めます。

  • クラック(ヒビ割れ)
  • チョーキング(壁を触ると手が白くなる)
  • 塗膜の劣化
  • サイディングの反り
  • コーキング(シーリング)の劣化
  • コケや藻の繁殖

こういった情報は、実際に現地で外壁を見ないとわかりません。そのため、見積もりの際は概算見積りだけではなく、事前調査による正確な見積りが欠かせないのです。

③屋根の状態

屋根塗装を希望する場合は、屋根の状態についても確認します。屋根の調査では、以下のようなポイントをチェックします。

  • 塗膜の剥がれや錆び
  • コケや藻の繁殖
  • 屋根材の割れ
  • 屋根の退色
  • クラック(ヒビ割れ)
  • スレートの反り

屋根調査の際は直接登ることができないので、はしごをかけて状態を確認することが一般的です。

④塗装面積

最後に、ここまで行なった調査と図面の内容を踏まえ、塗装面積を算出します。建物は1軒1軒面積も劣化状況も異なるため、現地調査で自宅の現状を知ることが非常に大切です。建物の形状を踏まえて正しい面積を出し、正確な見積りが作成されます。

ここまでの工程を丁寧に行うことで、依頼者の希望を踏まえつつ最適な工法を計画できるようになるのです。

外壁塗装の現地調査は立ち会いがおすすめ!

外壁塗装を行う前に必要な現地調査は、適切に施工するためには欠かせない工程です。電話見積りで概算だけをもらって依頼したいと思う人もいるかもしれませんが、多額の追加費用や間違った施工を避けるためにも、必ず現地調査を依頼しましょう。

なお、現地調査の際は立ち会いをすることがおすすめです。調査は、打ち合わせや業者の見定めをするという目的を兼ねているためです。外壁塗装では大切な自宅を任せることになるので、ぜひ現地調査に立ち会って納得のいく工事をするための準備をしましょう。

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