自宅の外観に関して、「雰囲気をガラッと変えたい」「ほかの家と被らないオシャレなデザインにしたい」と考えたことはありませんか?もし外壁のデザインにこだわりたいなら、ツートンカラーの外壁塗装に挑戦してみてはいかがでしょうか。
今記事では、外壁をツートンカラーで塗装するときのコツについて紹介します。ポイントを押さえて、納得のいく外壁塗装工事を行いましょう!
ツートンカラーとは、2色の塗料を使って外壁塗装をすることです。外壁は1色の塗料で塗ることが一般的ですが、2色使うことでデザインにメリハリや遊び心が生まれ、ほかの住宅とは異なったオシャレな外観にできます。
まずは、ツートンカラーの外壁塗装についてもう少し詳しく知っていきましょう!
外壁塗装をツートンカラーにすることには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
ツートンカラーで塗装すると、錯視効果で住宅が広く見えたり存在感が増して見えたりします。ほかの住宅と被りにくいデザインにできるので、個性を演出したいときにおすすめです。
ただし色を2色使うときは、それだけデザインのセンスが問われます。配色はもちろんのこと、どこで色を使い分けるのかによって大きく住宅のイメージが変わってしまうので、思い通りの仕上がりにならない失敗が多いことを押さえておきましょう。
ツートンカラーで外壁塗装するときは、どのように塗り分けると失敗が少ないのでしょうか。実際の塗装では、以下のように塗り分けることが多い傾向にあります。
たとえば、しましま模様になるように塗ったりアクセント色を何度も使ったりすると、まとまりのないデザインになってしまいます。失敗を防ぐためにも、シンプルなデザインを意識してみてください。
ここからは、ツートンカラーの外壁塗装をオシャレに仕上げるポイントについて紹介します。
色を選ぶときは、同系色の濃色と淡色を選ぶことが基本です。「色相環」と呼ばれる、色相を環状に配置したもので隣り合った色は同系色なので、それを組み合わせると失敗しにくくなります。
たとえばベースカラーに淡いベージュを使い、一部だけ濃いめのオレンジを使うなどといった色の選び方をすると、まとまった印象の外壁に仕上がるでしょう。
2色以上の塗料で塗り分けたいときは、多くても3色までにとどめましょう。これ以上色が多くなってしまうと、全体のバランスが取れなくなったり景観に馴染まなくなったりします。
きれいに仕上がる外壁塗装の配色は、以下の割合だと言われています。
デザインを決めるときは、ぜひこの割合を意識してみてください。
外壁塗装をするときは、景観に馴染む色を選ぶことが大切!落ち着いた雰囲気の住宅街にいきなり真っ赤な家が建っていたらほかの人が驚いてしまうので、悪目立ちしない色の組み合わせを見極めることが肝心です。
まずは周囲の景観や自然環境から、ベースとなる色を決めましょう。そこからアソートカラーやアクセントカラーを決めると、景観を損ねにくい配色にできます。
基本的に、外壁塗装のデザインは色見本を見て決めることになります。しかし、見本で見る色と広い面積に塗ったときの色は、目の錯覚の影響で印象が大きく変わることを理解しておきましょう。
実際に外壁に塗装される色は、色見本よりも鮮やかに見えます。また、蛍光灯と太陽光でも見え方が異なるので、太陽光の下で色を確認することも大切です。塗料は、色見本よりも1~2トーンほど明るさを落とした色のものを選んでおくと安心でしょう。
最後に、ツートンカラーの外壁塗装で失敗を防ぐための注意点を2つ紹介します。塗装を行う前に、必ず確認しておきましょう。
色を決定するときは、必ずカラーシミュレーションを行ってください。近年は、自宅の写真をアップロードすることで、よりリアルなカラーシミュレーションを行えるツールが提供されています。
業色のイメージや周辺環境との調和を業者と一緒に確認しながら、最終的なデザインを決めてくださいね。
ツートンカラーにするときは、外壁以外の付帯部の色に注意が必要です。付帯部の色まで計算に入れて配色を決めないと、全体で見たときのバランスが悪くなってしまうおそれがあります。
付帯部を目立たせるように塗るか、それとも外壁と調和するように塗るのかで住宅の印象は大きく変わります。見落とされることが多い部分ですが、外壁と一緒にデザインすることを忘れないようにしましょう。
ツートンカラーの塗装は、外壁をオシャレに仕上げたいときにぴったりです。しかし、色選びやデザインが難しいので、プロと相談しながら慎重に塗装を進めることが肝心です。
さまざまなツートンカラーの施工事例を見て、理想に近いデザインをいくつか用意しておくと、塗装の失敗を防ぎやすくなります。今回紹介したポイントを押さえて、納得のいく外壁塗装を実現してくださいね。