住宅の外観を大きく左右する外構工事。外構工事はお金がかかるイメージですが、少し工夫すれば費用を抑えてお得におしゃれな外構にすることができます。
この記事では、外構工事の費用を安くする方法について解説します。外構工事の予算で悩んでいる方は、この記事の内容を参考にしてみてくださいね。
そもそも、外構工事の費用相場はどれくらいなのでしょうか。
工事を行う面積や工事の内容、使用する材料によって異なりますが、一般的に外構工事は建物建設費用の10%程度が目安になるといわれています。30坪ほどの一般的な住宅の場合、100~300万円くらいの予算で工事を行う方がほとんどです。
なお、以下のように工事を行う場所によって費用相場は異なります。
このように、外構工事は高額になりやすい点に注意が必要です。予算によってはすべての希望を叶えられない可能性があるため、優先順位をつけて計画的に工事することが大切です。
外構工事の相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
https://nomukiyo.com/gaikou-imi-souba
高い費用がかかる外構工事ですが、いくつかのポイントを押さえておくと費用を安く抑えられるケースがあります。ここからは、外構工事費用を安くする方法を解説します。
外構工事を依頼するときは、ハウスメーカーではなく外構工事専門の業者に頼むことがおすすめです。専門業者はお客様と直接契約を交わすことで、手数料や経費を抑えてくれるためです。
ハウスメーカーに依頼する場合、紹介料などといったさまざまな経費がかかるので、2~3割ほど割高になることがあります。ハウスメーカーに遠慮せず、自分で信頼できる外構工事の専門業者を探してみましょう。
デザイン性と機能性が高いコンクリートは外構工事において人気の素材ですが、価格が高いため、予算が限られているときは使用を控えたほうが安心です。
コンクリートの施工費用は1平方メートルあたり1万~1万5,000円ほどなので、車1台分の面積で15万円以上の費用がかかってしまいます。費用を抑えたいのであれば、砂利や芝生、アスファルトといった素材をうまく取り入れながら外構をデザインしましょう。
とはいえ、玄関周りやカーポートなど、コンクリートのほうが利便性の高い場所があるのは確かです。「まったく使わない」のではなく、できるだけ面積を減らすことを意識することがポイントです。
自分で施工できそうな部分があれば、DIYして工事費用を抑えることもひとつの手です。「レンガを敷く」「砂利を敷く」「花壇を作る」など、そこまで難しくない作業であれば一般の方でも施工できる可能性があります。
また、外構工事で使用したい材料を自分で用意する「施主支給」も、費用を抑える方法としては有効です。工事費用は請求されますが、材料費は大幅に抑えられるでしょう。
ただし、DIYや施主支給の材料には保証がつかない点に注意しましょう。DIYによる施工不良や施主支給した材料の品質によっては、あとから追加で補修費用が必要になる可能性があります。
セミクローズ外構とは、庭や駐車場などの一部分だけを目隠しやフェンスで覆う外構デザインのことです。
外構を一切覆わないオープン外構がもっとも費用を抑えられますが、周囲からの視線が気になる場合はセミクローズ外構を選ぶと、費用と機能性を両立しやすくなります。
プライベートな部分はクローズ外構に仕上げ、それ以外の部分はオープン外構にすることで、費用を2~3割程度抑えられる可能性があります。
外構工事の施工費を削るのは難しいですが、使用する商品のグレードを下げることで材料費を安く抑えることは可能です。
すべての材料にこだわったり、高品質なものを使用したりする必要はありません。「設置場所によっては安いフェンスを使用する」「庭にはこだわるが、カーポートの素材は何でもいい」など、妥協できるところがあれば外構工事の費用は安くできます。
ただし、あまりにも安い材料を使用すると劣化が早まるリスクもあるため、安くても信頼できるメーカーの材料を使用することが大切です。
予算が限られている場合は、あらかじめ予算内で施工するように外構業者へ依頼しましょう。提案力が高い優良業者であれば、予算内でできる工事やデザインを提案してくれるはずです。
予算を抑えつつ理想の外構に仕上げるためには、いくつかの業者に相見積もりを依頼し、より希望に沿った提案をしてくれる業者を探すことが大切です。可能であれば3社以上に見積もりを依頼し、信頼できる業者を見極めましょう。
理想を詰め込んだおしゃれなデザインになればなるほど、外構工事は高額になっていきます。費用を安くしたいなら、できるだけシンプルなデザインにすることを推奨します。
「ウッドデッキの代わりに人工芝を設置する」「コンクリートやタイルは必要な部分にのみ使用する」など、少しデザインを変えるだけで費用は大きく変わってきます。
シンプルな外構デザインでも、エクステリアやコーディネート次第で外構はいくらでもおしゃれにできるので、こだわりすぎないことも大切です。
高額な施工費用がかかる外構工事ですが、少し工夫するだけで費用を安く抑えることは可能です。大切なのは、「信頼できる外構専門業者に依頼すること」と「予算に応じてデザインや素材を工夫すること」の2点です。
安くて高品質な外構工事が可能な業者をお探しなら、お客様の予算に応じてベストな施工プランを提案できる野村塗装店までお任せください。