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調湿タイルとは?メリットとデメリット、設置がおすすめの場所を紹介

調湿タイルとは?メリットとデメリット、設置がおすすめの場所を紹介

適切な湿度を維持することは、快適な住環境を作るために不可欠です。近年、快適な湿度維持の方法として注目されているのが、LIXILの「エコカラット」をはじめとした「調湿タイル」です。

住宅の湿気やニオイでお悩みの方は、調湿タイルが問題解決を手助けしてくれるかもしれません。この記事では、調湿タイルの特徴やメリット・デメリット、設置に適した場所について詳しく解説します。

調湿タイルとは

調湿タイルとは、室内の湿度を自動的に調整する機能を持っているタイルです。主に珪藻土や軽量気泡コンクリートなどの多孔質素材で作られていて、空気中の湿気を吸収したり放出したりして快適な湿度環境を維持してくれます。

メリットが豊富な調湿タイルですが、デメリットもあるため活用するときは注意が必要です。ここでは、調湿タイルの特徴をメリット・デメリットとともにみていきましょう。

調湿タイルのメリット

調湿タイルのメリットは、次の3つです。

  1. 湿度を調節してくれる
  2. 脱臭してくれる
  3. 有害物質を吸着・低減してくれる

どのようなことなのか、詳しくみていきましょう。

湿度を調節してくれる

調湿タイルの最大の特徴は、室内の湿度を自動的に調節する能力がある点です。

調湿タイルには無数の微細な孔が存在しており、湿度が高いときは余分な水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出します。これにより、年間を通じて快適な湿度環境を維持しやすくなるのです。

調湿タイルを使えば、季節や天候が変わってもちょうどよい湿度をキープできます。結露やカビの発生を抑制する効果も期待できるので、ジメジメしがちな洗面所や部屋干し空間への導入がおすすめです。

脱臭してくれる

多孔質構造を持つ調湿タイルには、ニオイを吸着する効果もあります。

タバコや料理、ペットなどの生活臭を軽減して、室内を清浄に保ってくれます。特に、トイレや玄関など、ニオイが気になりやすい場所への設置がおすすめです。

また、吸着したニオイ成分をタイル内部で分解してくれるので、長期間にわたって脱臭効果を発揮する点が特徴的です。

有害物質を吸着・低減してくれる

調湿タイルには、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの有害物質を吸着する効果もあります。

空気中の有害物質が増えると、めまいや倦怠感を引き起こす「シックハウス症候群」のリスクが高まります。特に、新築物件やリフォーム後の物件では注意が必要です。

有害物質を吸着する調湿タイルを活用すれば、より健康的な居住環境にすることができます。空気環境の影響を受けやすい小さな子どもやアレルギー体質の方がいる場合は、設置を検討してみるとよいでしょう。

調湿タイルのデメリット

調湿タイルには、次のようなデメリットがあります。

  1. 施工箇所が少ないと効果が薄い
  2. リフォームしにくい
  3. 衝撃に弱い

各項目について、詳しくみていきましょう。

施工箇所が少ないと効果が薄い

調湿タイルの効果を十分に発揮するためには、ある程度まとまった面積への施工が必要です。目安としては、部屋の床面積に対して20%以上の壁面積への施工が推奨されています。

狭い範囲にしか施工できない場合、しっかりと調湿タイルの効果が得られない可能性があります。また、家具や大きな絵画などで調湿タイルを覆ってしまうと、効果が低下する点にも注意しましょう。

リフォームしにくい

調湿タイルを施工するときは、粘着剤を使って壁に貼り付ける必要があります。取り外すときは下地も同時に剥がれてしまうことが多いので、取り替えや取り外しには手間と費用がかかることを理解しておきましょう。

交換が難しいので、油汚れや手垢などが付着しやすい場所に設置することは推奨できません。模様替えを予定している場合や定期的に交換したい場合は、取り外しやすいシールタイプの調湿タイルを使うことがおすすめです。

衝撃に弱い

調湿タイルは他のタイルと同様、強い衝撃を与えると割れたり欠けたりする可能性があります。

多少の傷であれば補修材などで目立たなくすることができますが、一度欠けた部分や穴が開いた部分は元に戻せません。できるだけ衝撃を受けにくい場所に施工することを推奨します。

調湿タイルの設置がおすすめの場所

調湿タイルは、住宅のなかでも以下の場所に設置することがおすすめです。

  • トイレ
  • 洗面所
  • リビング
  • 寝室
  • 玄関

各場所での活用法をみていきましょう。

トイレ

トイレは湿気がこもりやすく、ニオイも気になりやすい場所です。調湿タイルを設置することで、湿度管理と脱臭の両方の効果が期待できます。

特に、窓のない換気が難しいトイレへの施工がおすすめです。調湿タイルが結露やカビの発生を防いでくれるので、清潔な環境を維持する効果が得られます。加えて、タイルの脱臭効果により、トイレ特有の不快なニオイも軽減してくれるでしょう。

洗面所

洗面所も、湿気が気になりやすい場所のひとつです。

洗面所は、洗濯物を干したり入浴後の湿気が流れ込んだりすることが多いので、結露防止や湿度調節が得意な調湿タイルとの相性は抜群です。調湿タイルでカビやぬめりの発生を抑制すれば、清潔な環境を維持しやすくなります。

リビング

家族が長時間過ごすリビングも、調湿タイルの設置がおすすめの場所です。調湿タイルで湿度や清潔な空気を維持できれば、子どもから大人まで気持ちよく過ごせる快適な空間になります。

リビングに大きな窓がある場合やオープンキッチンと隣接している場合は、特に湿度変化が大きいため、調湿タイルを設置すると快適性がグッとアップするでしょう。また、ソファやカーペットなどの家具のニオイを防ぐ効果もあります。

寝室

寝室の湿度は、睡眠の質に影響を与えます。適切な湿度を維持して快適な睡眠環境を作るために、寝室に調湿タイルを設置してもよいでしょう。

特に、湿度変化に敏感で体調を崩しやすい赤ちゃんや高齢者が使う寝室への活用がおすすめです。また、寝具からの湿気やニオイも吸収してくれるので、なかなか寝室をお手入れする時間が取れない方にも適しています。

玄関

玄関は、外部から湿気やニオイが侵入しやすい場所です。調湿タイルを設置して、湿気の侵入や靴のニオイ発生を防ぎましょう。

特に、梅雨の時期や雨の多い地域は、靴箱や靴にカビが生えやすいため定期的なお手入れが欠かせません。調湿タイルで湿度をコントロールできれば、靴箱や靴をお手入れする手間を抑えられます。

タイル工事なら野村塗装店までご相談ください!

調湿タイルには、室内の湿度や空気を快適に保つ効果があります。湿度調節はもちろんのこと、脱臭や有害物質の吸着など多くのメリットがある建材なので、湿気やニオイに悩んでいるご家庭はぜひ検討してみてください。

調湿タイルにはメリットが多い一方で、デメリットがあることも事実です。DIYで設置することも可能ですが、デメリットを回避してしっかりと効果を得るためにも、リフォーム業者に施工を依頼することがおすすめです。

神奈川県川崎市で創業70年の実績を誇る野村塗装店では、タイル施工を含むリフォームに関するご相談を幅広く承っております。調湿タイルに関する疑問は、お気軽にお問い合わせください。

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