最近「DIY」という言葉をよく聞きますよね。
「DIY」とは、素人が、専門の業者に頼むのではなく、自分の手で何かを作ったり、修繕したりすることを言います。
テレビでも芸能人が家のリフォームをしたり、何か家具を作ったりしていますよね。一つのものが出来上がって行く過程を見るのはワクワクします。
では、家の外観を決める「外壁塗装」は業者ではなく、自分の好きなようにDIYすることは可能なのでしょうか?
本記事では「外壁塗装とDIY」をテーマに、まとめてみました。
「外壁塗装に必要な道具」や「外壁塗装をDIYでやることのメリット、メリット」なども紹介しています。DIY好きで外壁塗装が気になる方はぜひご一読ください。
「業者ではなく、自分の思った通りに外壁を塗っていきたい」
「日曜大工が好きだから、外壁塗装も自分でやってみたい」
「業者に頼むと値段が高そうだから、自分で安く済ませたい」
DIY好きな方なら、自分でなんでも作ってみたいと思いますよね。外壁塗装は自分でできるものなのでしょうか?
結論を先に述べると、外壁塗装のDIYはできます。
ただ、自分でやるためには道具と正しい手順が必要になってきますので、次項で確認していきましょう。
さて、自分で外壁塗装すると決めたら、いったいどんな道具が必要になってくるのでしょうか?
外壁塗装に必要な道具を、作業工程と合わせて簡単に紹介していきます。
外壁に汚れがついていたり、苔やカビが生えていると塗装が剥がれやすくなります。まずは外壁を綺麗に洗浄することが必須です。
デッキブラシや洗剤を使ってもできますが、かなりの労力になりますので、「高圧洗浄機」があると楽に洗浄が行えます。
外壁にひび割れがあると、塗装の前に補修しておく必要があります。
「コーキング材」「コーキング材用プライマー」「コーキングガン」「ヘラ」などを使い、ひび割れを補修していきます。
養生とは、シートやテープを貼って、塗料が付着してはいけない箇所を保護するための作業になります。
「養生テープ」「養生シート」などが必要となってきます。
下塗りは、上乗り塗料を接着させるための大切な作業となってきます。
「ローラー」「ローラーハンドル」「刷毛」「下塗り塗料」などが必要となります。
下塗りが完了したら、次は中塗り、上塗り作業に移ります。
こちらでは、新たに下塗り塗料とは別の「上塗り塗料」が必要となってきます。
今まで挙げてきた道具を全て揃えると「30万円〜50万円」ほどの金額になります。ただ、外壁塗装は道具だけではなく、作業するための足場が必要となってくるのです。
よく街中の工事現場でも見かけますよね。
足場は自分では作成できませんので、足場作りの業者にお願いすることになります。道具代とは別途に10万円前後がかかると思ってください。
こちらでは、外壁塗装をDIYでやることのメリットを見ていきましょう。
外壁塗装を業者にお願いする場合、相場としては一般的な2階建ての家であれば、80万〜120万になります。
これは決して安くはない値段となりますよね。
一方の自分で外壁塗装を行う場合は、道具代、塗料などで大体30万円〜50万円くらいで済ませられます。
これに足場設置の代金の約10万円を合わせても、業者にお願いするのと比較して大きく費用を抑えることができるのです。
業者に頼む場合には、日程が業者の都合で決められてしまう場合があります。
DIYでやるなら、自分の好きな時間で作業を進められます。
全てを自分で行うことにより、達成感、充実感があります。また、自分で塗装することによって、より自宅に愛着を持つことができます。
安く済ませられるし、自分の自由に塗装できる。いいごとづくしに見えますが、もちろん外壁塗装のDIYにもデメリットはあります。
こちらは、外壁塗装を自分でやる際の大きなリスクになります。
外壁塗装は、脚立やハシゴなどを使って高所での作業も出てきます。慣れていない方だと、転落して大怪我を負ってしまう可能性もあるのです。
外壁塗装は業者にお願いする場合でも約2週間ほどかかります。素人が頑張って作業を進めても、約1ヶ月はかかってしまうのです。
ただ、それはスムーズにいった場合であり、季節によっては雨が続いたりすると作業が進まず、何ヶ月もかかってしまうこともあるのです。
場合によっては3ヶ月以上はかかることもあります。
外壁塗装は高い技術が必要で、正しい手順での作業が求められます。
よって、技術のない素人が行った場合には「塗装にムラができた」「塗装が剥がれた」といった失敗が起こりやすくなります。
せっかく頑張って塗装しても、見た目が汚かったり、すぐに剥がれてしまったら報われませんよね。
外壁塗装は他のDIYと比較して、失敗しやすい作業なのです。
道具や塗料を用意し、いざ作業を始めても、うまくいかないケースが多くあります。そこで諦めて、業者に頼むようなことをしていたら、結果的に余計な費用をかけてしまうことになります。
また、レンタルしている足場も、作業がうまくいかずに長引いてしまうと、延滞料金が発生してしまいます。
しかも、作業が終わるまでは、ずっと足場が家の周りにある状態になりますので、日常生活の邪魔にもなりますよね。
料金的にも安く済ませられますし、達成感や充実感が得られる部分もありますが、その分転落という大きなリスクもあります。
また、高い技術も必要となりますので、怪我や失敗のリスクを避けたいのなら、外壁塗装は野村塗装店にぜひおまかせください。