外壁塗装と聞くと、多くの人は家の壁を塗り直す作業が思い浮かべるでしょう。しかし実は、壁以外の「付帯部」と呼ばれる部分も塗り直す必要があることをご存知でしょうか。付帯部を塗り直さないと外観が悪くなってしまうのみならず、家の寿命を左右してしまうこともあります。
この記事では、外壁塗装にはつきものの付帯部について解説します。
付帯部とは、外壁に付属している家のパーツのことです。外壁自体のことではなく、そこに埋め込まれた窓枠や雨樋などが付帯部にあたります。
付帯部は鉄や木材などさまざまな材質でできていますが、塗装をしないまま使い続けると雨風や紫外線の影響で劣化してしまいます。長く快適に機能性を発揮できるように、塗装で保護してあげることがとても大切なのです。
実際に塗装が必要となる付帯部には、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な付帯部の種類について紹介します。
他にも必要に応じて門塀やフェンス、玄関ドアや手すりなどを塗装することもあります。家によって作業が必要な箇所は異なるため、現地調査の段階でどこを塗り直す必要があるのかについて確認しておきましょう。
ここからは、付帯部の塗り直しが必要となる理由を2つ解説します。
付帯部は一見重要性が低いように見えますが、住宅に欠かせない機能を持っていたり保護したりする働きがある部分です。外壁と同じように常に雨風や紫外線にさらされている場所なため、家の中でも劣化しやすい性質を持っているところが特徴です。
鉄や木材でできた付帯部を保護しないまま使い続けるとあっという間に腐食してしまい、雨漏りや排水機能の低下などの原因になってしまいます。こういった腐食から材質を守ることが、塗り直しをするもっとも大きな目的です。
塗膜で鉄や木材を保護することで材質の腐食を防ぎ、付帯部のみならず家自体の寿命を伸ばすことができるようになります。
外壁塗装のとき、同時に付帯部を塗り直すと外観の仕上がりが一気に良くなります。
どんなに気をつけていても、材質の劣化を防ぐことはできません。外壁を塗り直したのに付帯部はそのままだと、材質の傷みが目立ってしまい外観が悪くなってまいます。
付帯部も同時に塗り直すことで、家がまるごと新築のような美しい外観に生まれ変わります。
付帯部を塗り直すときは、注意しておきたいポイントが3つ存在しています。最後に、付帯部の塗装で失敗しないための注意点を見ていきましょう!
付帯部の塗り直しは、必ず外壁塗装と同時に申し込むようにしましょう。外壁塗装が完了してから付帯部の塗り直しをしようとすると、もう一度足場を組み直す必要が出てきてしまうためです。
足場を組み直すことになれば当然、その分の費用がかかってきてしまいます。余計な費用を払うのはもったいないことなので、外壁塗装で足場を組んだついでに塗り直しをしてもらうようにしましょう。
外壁塗装や付帯部の塗り直しを依頼するときは、必ず見積りに具体的な塗装場所が記載してあるかについて確認してください。
塗り直しが必要な付帯部の数は、家によって一軒一軒異なります。その家に合った作業をしてくれるのかについて確認しておかないと、あとから塗り忘れに気がついてトラブルになってしまう危険性があります。
また、付帯部に使う塗料の料金についてもしっかりと確認しましょう。付帯部に使う塗料は、木材用や鉄用などといったように外壁用のものとは異なります。万が一付帯部用の塗料についての記載がないときは、必ず業者に確認をとってください。外壁用の塗料を使うと伝えられたときは、「その塗料が付帯部の材質に対応しているかどうか」について踏み込んで聞いておくとより安心でしょう。
付帯部の塗り直しをするときは、外壁と同じくらい色にこだわってください。間違った色選びをしてしまうと、全体で見たときにバランスが崩れてしまう危険性があるためです。
ンプルでまとまったイメージにしたいなら「外壁と同じ色」、アクセントのある外観にしたいなら「全く違う色」を差し色に入れてもいいでしょう。あらかじめカラーシミュレーションなどで仕上がりのイメージを確認してから塗料を決定すると、失敗しにくいですよ。
家を保護したり機能性を高めたりする付帯部は、塗り直しをしないまま放っておくと劣化してしまい、家自体の寿命を縮めてしまう危険性があります。外壁塗装をするときは、付帯部分も忘れずに施工してくださいね。
野村塗装では、無料の現地調査とお見積りの作成を行っています。外壁塗装と付帯部の塗り直しを同時に行いたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。