皆さんは光触媒塗装をご存知でしょうか。光触媒塗装は紫外線を当てるだけで、外壁の表面をきれいに保てる素晴らしい塗装です。そこでこの記事では、光触媒塗装の特徴だけでなくメリットとデメリット、さらには注意すべき点について紹介します。光触媒塗装ご検討中の方はこの記事を読んで、ぜひ信頼できる業者を見つけて相談してみてください。

光触媒塗装とは

光触媒塗料は塗料の機能で汚れを落としてくれるものです。その仕組みは紫外線によって化学反応を起こし、汚れを分解、その分解した汚れが雨水で流れていくというものです。塗料そのものが汚れを落としてくれるというのは、かなり優れたものですよね。

光触媒塗装のメリットは？

光触媒塗装のメリットは3つあります。ここでは光触媒塗装の3つのメリットについて紹介します。

1.汚れを落とす機能がある

光触媒塗装には自分で汚れを落とす機能があります。原料である酸化チタンが、太陽光によって化学反応を起こし、汚れを分解するのです。その分解した汚れが雨によって流され、塗装した部分がきれいになるというわけです。 また汚れを落とすだけでなく、汚れが付きにくい塗装でもあるため、カビや藻なども防げます。

2.空気をきれいにする作用がある

光触媒塗装には、空気をきれいにする作用もあります。1000平方メートルに光触媒塗装を塗ることで、16本のポプラの木と同レベルで空気をきれいにできると言われています。塗装としての機能だけでなく、家の周りの空気もきれいにしてくれるため、環境にもよい塗料だと言えるでしょう。

3.脱臭効果がある

光触媒塗装には臭いを分解する効果もあります。室内に置いてタバコやペットの匂いを分解してくれる優れた塗装になるわけです。

光触媒塗装のデメリットは？

光触媒塗装にはデメリットもあります。ここでは光触媒塗装のデメリットを3つ紹介します。メリットと比較して光触媒塗装を行うかどうか考えてみましょう。

1.コストがかかる

光触媒塗装で使われる塗料は、最も高いグレードに当たります。そのため一般に使われている塗料の1.5倍程度の感覚になっています。ただし耐用年数も長いため、コスト的にはあまり変わらないですが、それでも最初に費用がたくさんかかってしまうというのはデメリットになるでしょう。

2.工程がたくさんある

光触媒塗装の工程は、通常よりも多いと言われています。一般的な塗料は3回塗れば終わりですが、光触媒塗料の場合、光触媒コーティングを施す必要があるため、4回塗る必要があります。

工程が多いため、その分、工期が長くなってしまいます。こうした工程が細かく指示されている部分もある塗装ですので、手間がかかるというイメージを持っている職人も多いようです。また工程が伸びることはそのまま費用にも反映されてしまうことを意味します。

3.色の種類が少ない

光触媒塗料は色がたくさんあるわけではありません。そのため濃い色の塗料がないので、選択肢が少なくなってしまいます。そのため色を自由に選びたいという方にとってはデメリットでしょう。

光触媒塗料の価格は？

光触媒塗装で使われる塗料のデメリットは、単価が高いことです。大体1平米あたり4000円~5500円というのは相場だといえます。塗料が高いため、見積もりも高くなるのが一般的です。さらに工程が多いので塗料だけでなく、価格が上がるようになっています。

光触媒塗装を利用する際の注意点は？

光触媒塗装には、注意点もあります。意外とトラブルが多いのは光触媒塗装なのです。ここでは光触媒塗装に関する注意点を紹介します。

2.屋根用の塗料が販売されていない

光触媒塗料は、外壁用のみの塗料になっていて、屋根用の塗料はありません。屋根を光触媒塗料で塗りたいと思っても、できないので注意しましょう。

3.相見積もりを取りましょう

光触媒塗料は単価も高いですから、積極的に進めてくる業者もあります。また訪問販売などで、法外な値段を請求する会社もあるようです。先ほど示した価格を頭に入れて話を聞くのはもちろんのこと、相見積もりは必ず取るようにしましょう。

信頼できる業者に相談してみましょう

光触媒塗装は工程も多く、値段も高いのが特徴です。そのため信頼できる業者に依頼しなければ、値段が高くなるだけでなく、仕上がりも悪いという状況も起こりかねません。野村塗装店では、光触媒塗装も取り扱っています。現地調査お見積もりは無料ですので、ぜひこの機会に相談してみてください。とくに予算を抑えたいという方は検討しましょう。