外壁塗装

金属屋根は塗装が必要?費用や塗装方法を解説

金属屋根は塗装が必要?費用や塗装方法を解説

金属屋根は耐久性が高く比較的メンテナンスが容易なので、現在多くの住宅で採用されています。しかし、その特性を最大限に活かして長持ちさせるためには、定期的な塗装が欠かせません。

この記事では、金属屋根の塗装について詳しく解説します。塗装の必要性から具体的な注意点まで押さえて、大切な住宅のメンテナンスにお役立てください。

金属屋根に塗装は必要?

一口に金属屋根といっても、使われている金属の種類によって、塗装が必要か否かは異なります。まずは、金属屋根における塗装の必要性についてみていきましょう。

塗装が必要な金属屋根

塗装が必要な金属屋根の一例としては、次のようなものが挙げられます。

  • トタン(亜鉛メッキ鋼板)
  • カラー鋼板
  • 金属瓦

上記の屋根は、定期的な塗装が必要です。これらの素材は、時間の経過とともに劣化して、耐久性が低下してしまうためです。

塗装をしないまま放置すると、サビの発生や雨漏り、見た目の劣化、断熱性能の低下などのリスクが生じます。屋根の寿命を延ばしたいのであれば、塗装で定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

塗装が不要な金属屋根はある?

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れていて耐用年数も長いため、「塗装やメンテナンスは不要」だという業者も一部存在しています。

たしかに、ガルバリウム鋼板はさびにくい素材なので、劣化症状がなければ頻繁に塗装を行う必要はありません。しかし、長年の使用でメッキ層が薄くなったり傷がついたりすると、下地の鋼板が露出してサビが発生しやすくなる点に注意が必要です。

サビや劣化症状が気になるようになったら、早めに塗装を行って補修することをおすすめします。

また、塗装を行うことで美観の維持や断熱性能の向上などのメリットも得られます。10年程度経過したら、専門家に相談しながら塗装の必要性を判断してもらうとよいでしょう。

金属屋根塗装の基礎知識

金属屋根を塗装するときは、どれくらいの費用や時間がかかるのでしょうか。ここでは、金属屋根塗装の基礎知識を紹介します。

金属屋根塗装を行う時期の目安

金属屋根の塗装時期は、使用されている金属の種類や環境条件によって異なります。

一般的には、以下の頻度で塗り替えることが理想的だとされています。

  • トタン(亜鉛メッキ鋼板):6~10年
  • カラー鋼板:5~15年
  • 金属瓦:10~15年
  • ガルバリウム鋼板:10〜20年

また、色あせや変色、塗膜のひび割れや剥がれ、サビの発生、雨漏りなどの症状が現れたら、メンテナンスを検討すべきタイミングです。早めに専門家に相談して、塗り替えを検討しましょう。

金属屋根塗装の手順

金属屋根を塗装する手順は、次のとおりです。

  • 足場の設置
  • 高圧洗浄
  • 補修・下地処理
  • サビ止め塗装
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 足場撤去

特徴的なのは、下塗りとしてサビ止め塗装を行う点です。また、施工面にサビが発生している場合は、下地処理のタイミングで丁寧に除去する必要があります。

作業内容によって異なりますが、一連の工程には5~10日程度の期間を要します。

金属屋根塗装の費用目安

金属屋根の塗装費用は、屋根の面積や状態、使用する塗料の種類によって大きく異なります。

そのため一概にはいえませんが、1平方メートルあたり2,500~4,000円程度を目安に考えておくとよいでしょう。一般的な住宅の塗装費用は、大体40~60万円くらいになります。

金属屋根を塗装するときの注意点

金属屋根を塗装するときは、以下の5つのポイントに気をつける必要があります。

  • 腐敗具合によって塗装の可否が異なる
  • 下地処理を丁寧に行う
  • サビ止めを塗る
  • 施工中の傷に気をつける
  • 急勾配の屋根は費用が高くなる

どのようなことなのか、詳しくみていきましょう。

腐敗具合によって塗装の可否が異なる

金属屋根の腐食の程度によっては、塗装だけでは問題を解決できない場合があることに注意が必要です。

あまりにもサビの範囲が広すぎると、すべて除去することが難しいケースがあります。また、内部まで腐食が進行している場合は、塗装だけでは屋根の機能を維持できない可能性があります。

劣化状況によっては、部分的な葺き替えや全面的な屋根の交換が必要になることを理解しておきましょう。

下地処理を丁寧に行う

金属屋根の塗装において、下地処理は最も重要な工程のひとつです。下地処理を丁寧に行うことで、塗料の密着性が高まり、長期間美しい状態を保てるようになります。

特に金属屋根の場合は、ケレン作業によるサビや残存する古い塗膜の除去、研磨による表面の平滑化、粉塵の念入りな清掃が重要です。地味な作業ではありますが、この工程を丁寧に行うことが、高品質で耐久性のある塗装につながります。

サビ止めを塗る

金属屋根を使用するうえで一番気をつけなければいけないのが、サビです。大切な屋根をサビから守るためにも、屋根の種類や環境条件に適したサビ止め塗料を選び、しっかりと塗布しましょう。

特に、溶接部や接合部などのサビやすい部分は念入りに塗布してください。しっかりとサビ止め塗装を行えば、金属屋根の寿命が大幅に延びて、将来的なメンテナンスコストの削減につなげられます。

施工中の傷に気をつける

金属屋根の塗装作業中に傷をつけてしまうと、そこからサビが発生するリスクが高まります。塗装中は、傷をつけることがないように細心の注意を払いましょう。

傷対策には、職人の動線確認や足場の適切な設置、保護材の使用、丁寧な道具の取り扱いが重要です。例えば、「屋根上での移動経路を事前に計画して必要以上に歩き回らないようにする」、「工具や資材が直接屋根に触れないよう保護シートやマットを敷く」などの対策が有効です。

万が一傷がついてしまった場合は、その場で適切な補修を行い、作業完了後も丁寧に屋根全体の点検を実施してください。 

<h3>急勾配の屋根は費用が高くなる

屋根の勾配(傾斜)が急な場合は、塗装作業の難易度が上がります。安全対策の強化、作業効率の低下などのデメリットが発生するので、それに伴って費用も高くなる傾向にあります。

一概にはいえませんが、通常の屋根と比べて20〜30%ほど費用が高くなることは念頭に置いておきましょう。

金属屋根の塗装ならお任せください

金属屋根は経年とともにサビが発生しやすくなるので、適切なタイミングで塗装によるメンテナンスをする必要があります。

サビが進行すると、大規模な葺き替え工事をしなければいけなくなる可能性があります。手遅れになるまで放置せず、定期的に点検を行って塗装が必要かどうか確認しておきましょう。

神奈川県川崎市で創業70年の信頼と実績を誇る野村塗装店では、屋根塗装のご相談を承っています。点検や塗装をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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