外壁塗装

サイディングに起こりやすい凍害って?症状や予防法を解説

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外壁の塗装が浮き上がってきたり剥がれてしまったりしている場合、もしかすると「凍害」が起きてしまっているかもしれません。凍害は外壁の塗膜を傷めてしまう厄介な現象であるため、しっかりと対策をしておかないと家自体が傷んでしまう危険性があります。

今回は、寒い季節に気をつけたい凍害について紹介します。塗膜の浮きや外壁のひび割れに心当たりがある人は、ぜひ目を通してみてくださいね。

サイディングに起こりやすい「凍害」とは

凍害とは、外壁のひび割れや隙間から入った水分が外壁内部で凍り、外壁を傷めてしまう現象のことを指します。

学生時代に学んだ記憶がある人も多いかもしれませんが、水は凍るときに約10%体積が増える性質を持っています。外壁に入り込んだ水が凍るときに体積が増えることで、外壁や塗膜を圧迫して内側から壊してしまう現象を凍害と呼ぶのです。

冬場に雨や結露によって生じた水分が外壁や塗膜の中に入り、凍っては溶けて、また凍っては溶けて…と繰り返すことで、少しずつ外壁は破壊されてしまいます。

凍害の症状

凍害が起きると、外壁にさまざまな症状が現れます。凍害が原因で生じる症状は、大きく分けると以下の4つに分類できます。

ひび割れ
外壁内部で水分が凍結を繰り返すことで、コンクリートが変形してひびが入ってしまう現象。

ポップアウト現象
コンクリートの表面にある粒子に水分が混ざり、膨張することでコンクリートが剥がれてしまう現象。

スケーリング
コンクリートの中の水分が凍結を繰り返すことで、外壁が剥離してしまう現象。ひび割れやポップアウトが進行した凍害を指します。

崩落
さらに凍害が進行し、コンクリートが小さな塊となって崩れ落ちてしまう現象。腐食や欠損が進んでいるため、建物にとって非常に危険な状態です。

今は症状が比較的軽いひび割れやポップアウト現象しか見られなくても、放っておくとすぐにスケーリングや崩落が起きてしまいます。凍害に心当たりがある人は、できるだけ早い段階でプロに点検をお願いするようにしましょう。

凍害が起こりやすい場所

凍害は水が凍って起こる現象なので、一定の発生条件があります。以下のような場所や条件下ではとくに凍害が起こりやすい傾向にあるため注意が必要です。

日中と夜間で温度差が大きい場所や地域
キッチンやお風呂場など湿気の多い場所
窓サッシの下など結露が生じやすい場所
直張り工法のサイディングボード

上記の条件に当てはまる場合は、日常的に予防法を実践して外壁を凍害から守るようにしましょう。

凍害を予防する方法

それでは、凍害から大切な外壁を守るためにはどのような予防法を取ればいいのでしょうか。ここでは、凍害の予防法を3つ紹介します。

①定期点検や外壁塗装を行う

凍害は放っておくと次第に進行してしまいますが、早い段階で発生に気がつけば大規模な補修が必要になる前に被害を食い止めることが可能です。そのため、凍害が起きやすい地域では、定期的な点検や外壁塗装を行って凍害の早期発見・対策をすることが大切です。

プロに定期点検を依頼しなくても、ご自身で水回りや外壁のコンクリート部分、塗膜の盛り上がりなどを点検するだけでも問題ありません。もしも、このときにひび割れや塗膜の盛り上がりを発見した場合は、早急にプロを呼んで対処してもらいましょう。

②窓サッシや換気フードに水切りをつける

結露が発生しやすい窓サッシや換気フードまわりの凍害を予防したいのであれば、水切りの設置がおすすめです。水切りはホームセンターや通販サイトでも気軽に購入が可能で、外壁に水が伝って内部に侵入することを防いでくれるアイテムです。

水切りは凍害だけではなく、伝い水で生じてしまう雨筋汚れも防いでくれます。美しい外壁をキープする手助けをしてくれるので、これを機に設置してみてくださいね。

③通気工法を採用する

自宅の外壁にサイディングボードを採用している場合は、「直貼り工法」ではなく「通気工法」を採用すると凍害を防げます。

直張り工法
サイディングボードを外壁に直接貼る工法。水分空気の逃げ道がなくなってしまう点に注意。

通気工法
サイディングボードを通気胴縁に貼り、水分や空気が通るように仕上げる工法。

なお、直貼り工法は凍害や塗装剥がれなどの問題点が多かったため、2000年以降は採用されることが減りました。ただし、古い家の場合は直貼り工法である可能性が高いため、思い切って通気工法に変えてみてもいいかもしれません。

凍害の補修方法

最後に、凍害が進行してしまったときの修復方法について見ておきましょう!

①パテで補修する

パテとは、ペースト状になった充填剤のことを指します。凍害によってポップアウト現象や軽度なひび割れが生じたときは、パテを使って部分的に修復していきます。

修復箇所によって頃なりますが、施工費用は20万円~40万円程度です。最近はDIY用のパテも販売されていますが、市販のパテは耐用年数が低いため、凍害を進行させてしまう危険性もあります。可能であれば、業者に施工を依頼しましょう。

②張り替えや塗り替えをする

凍害の進行が進んでしまっているときは、サイディングボードの張り替えや外壁の塗り替えを検討しましょう。施工にはお金がかかりますが、見た目が美しくなるだけではなく建物の防水性や耐候性がグッとアップし、凍害のリスクを大幅に減らせます。

張り替えが必要なのか塗装で対応できるのかは、外壁の材質や状態によって異なります。プロに診断してもらい、判断を仰ぐようにしてください。

凍害のリスクを知って外壁を守ろう!

外壁内に侵入した水分が凍結することで引き起こされる凍害は、寒い地域はもちろんのこと、日本全国で注意したい現象です。放っておくと外壁が崩落してしまう危険性もあるため、定期的な点検や塗装で早めに症状に気づくことが大切です。

凍害を完全に防ぐことはできませんが、予防法を講ずることである程度対策をすることはできます。この記事を参考に、凍害からご自宅を守る対策をとってみてくださいね。

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