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太陽光パネル設置住宅でも屋根塗装は可能?タイミングや注意点を紹介

太陽光パネル設置住宅でも屋根塗装は可能?タイミングや注意点を紹介

近年、環境への配慮や電気代の削減を目的に、太陽光パネルを設置する住宅が増えています。屋根に太陽光パネルを設置している方のなかには、「屋根塗装はできるのか」「工事費用が高額になるのではないか」と心配される方も多いのではないでしょうか。

この記事では、太陽光パネルが設置された住宅での屋根塗装について、基本的な知識を解説します。メンテナンスのタイミングや注意点を知って、大切な住宅や太陽光パネルを守りましょう。

太陽光パネル設置住宅でも屋根塗装はできる?

すでに太陽光パネルが設置されている住宅でも、屋根塗装を行うことは可能です。ただし工事の際は、通常の屋根塗装とは異なる工程や追加の費用が必要になる点に注意が必要です。

太陽光パネル設置住宅で屋根塗装を行うときは、以下のうちいずれかの方法を選ぶことになります。

  • パネル設置前に塗装を行う
  • パネルを一時的に取り外して塗装する
  • パネルを設置したまま塗装する

それぞれの方法には、異なったメリット・デメリットがあります。また、屋根の劣化状況や太陽光パネルの設置状況によっても最適な方法が違ってくるので、ご自宅の状況や予算に合った方法を選ぶことが大切です。

太陽光パネル設置住宅で屋根塗装をするタイミング

使用している塗料の種類や環境条件によって異なりますが、屋根塗装の一般的な頻度目安は以下のとおりです。

  • ウレタン塗料:6〜10年
  • シリコン塗料:8~12年
  • フッ素塗料:15〜20年

太陽光パネルが設置されている場合、パネルに覆われている部分は直射日光や雨風から保護されているため、塗膜の劣化速度が遅くなります。そのため、露出していない部分に関しては、必ずしも上記の頻度で塗装する必要はありません。

ただし、太陽光パネルに覆われていない部分については、通常通りの頻度でのメンテナンスが必要です。また、パネルの設置架台周辺部分は劣化しやすいため、定期的に点検を行ってサビや腐食を防ぐことが大切です。

太陽光パネル設置住宅の屋根塗装をする方法

太陽光パネル設置住宅の屋根塗装には、以下の3つの方法があります。

  • 太陽光パネルを設置する前に塗装する
  • 太陽光パネルを脱着して塗装する
  • 太陽光パネルを脱着せずに塗装する

ここでは、それぞれの塗装方法について紹介します。

太陽光パネル設置前の場合

太陽光パネルを設置する前に屋根塗装を行う方法は、最も効率的で低コストなのでおすすめです。通常の屋根塗装と同じ工程で施工できるため、追加費用も発生せず、丁寧な下地処理や塗装作業ができます。

具体的な塗装工程は、以下のとおりです。

  • 足場の設置
  • 高圧洗浄
  • 下地処理
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 完了検査
  • 足場の解体

塗装完了後は、十分な乾燥期間を設けてから太陽光パネルを設置しましょう。完全に乾くのを待つことで塗膜の密着性を確保し、屋根の保護効果を長期的に発揮しやすくなります。

太陽光パネルを脱着する場合

すでに設置されているパネルを一時的に取り外して塗装を行う方法です。屋根全体を塗装できるので、より確実な防水・保護効果が期待できます。

ただし、この方法を希望する場合は、以下の作業が追加で必要となります。

  • 太陽光パネルの発電停止
  • パネルと架台の取り外し
  • パネルの再設置
  • 発電システムの動作確認

この方法の最大のデメリットは、パネルの脱着費用が必要になることです。また、取り外しから再設置するまでの期間は発電ができないため、売電収入も一時的に途絶えます。

さらに、パネルの脱着作業には破損や故障のリスクが伴うので、慎重に判断する必要があります。

太陽光パネルを脱着しない場合

パネルを設置したまま、露出している屋根面のみを塗装する方法です。パネル下の屋根面は、直射日光や雨風から保護されていて劣化の進行が遅いため、露出部分のみの塗装でも十分な効果が得られます。

この方法のメリットは、以下のとおりです。

  • パネルの脱着費用にかかる工期やコストを削減できる
  • 発電を継続しながら工事できる
  • パネル破損などのリスクを抑えられる

ただし、パネル周辺の塗装作業には、細心の注意が必要です。パネルを傷つけたり水道水が付着したりすると、故障や発電性能の低下につながります。

太陽光パネル設置住宅の屋根塗装をするときの注意点

太陽光パネル設置住宅の屋根塗装をするときは、以下のポイントに注意する必要があります。

  • 脱着の費用がかかる
  • 太陽光パネル破損時に保証対象外になる
  • 高圧洗浄をしない
  • 塗装時は発電量が低下する
  • 施工後は発電の確認が必要

どのようなことなのか、詳細を説明します。

脱着の費用がかかる

太陽光パネルの脱着工事には、高度な専門技術と細心の注意が必要です。パネル1枚あたり5,000~3万円程度の費用がかかるので、脱着工事だけで数十万円の負担になります。

さらに、工事期間中は発電できないため、売電収入が一時的に失われることも念頭に置かなければいけません。屋根全体の塗装を希望する場合は、太陽光パネル設置前に塗装しておくことがおすすめです。

太陽光パネル破損時に保証対象外になる

塗装工事中に業者が太陽光パネルを破損させてしまった場合、メーカー保証の対象外となることがあります。また、パネルを脱着したことによる劣化も、保証の対象とならない可能性があります。

脱着を希望する場合は、万が一の場合の保証内容を事前に確認しておきましょう。また、太陽光パネルの取り扱いに慣れている、信頼できる業者を選ぶことも大切です。

高圧洗浄をしない

屋根塗装をするときは高圧洗浄を行いますが、太陽光パネル部分の高圧洗浄は避ける必要があります。高圧洗浄機の強い水圧が、パネルや部品の破損を引き起こす可能性があるためです。

また、水道水に含まれる塩素(カルキ)がパネル表面に蓄積されると、発電効率の低下やパネルのコーティングを劣化させる原因となります。太陽光パネルの洗浄は難しい作業なので、希望する場合は専門の業者へ依頼しましょう。

塗装時は発電量が低下する

工事期間中は、太陽光パネルに塗料が付着しないように念入りに養生を行います。そのため、塗装期間中は発電量が低下してしまうことは理解しておきましょう。

養生が必要な工事期間は通常3日~4週間程度ですが、天候によってさらに延びる可能性もあります。

施工後は発電の確認が必要

塗装工事が完了したあとは、太陽光パネルの発電量が正常かどうかをしっかりと確認しましょう。「塗装作業による影響がないか」「発電量や売電量は低下していないか」をチェックして、異常がある場合は専門業者に点検を依頼します。

万が一のときにスムーズに点検できるよう、足場を設置している間に確認することがおすすめです。

屋根塗装でお悩みの方は野村塗装店までご相談ください!

太陽光パネルが設置されている屋根であっても、プロに依頼することで外壁塗装やメンテナンスをすることが可能です。屋根の劣化は住宅の耐久性に大きく影響するので、適切な頻度で点検・塗装を行ってくださいね。

太陽光パネルが設置された屋根の塗装には、専門的な知識と技術、そして豊富な経験が必要です。業者を選定する際は、実績が豊富かどうかをしっかりと確認しておきましょう。

神奈川県川崎市で創業70年を誇る野村塗装店では、各住宅に適した塗装方法を提案しております。屋根塗装でわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。

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