外壁塗装には高額な費用がかかりますし、業者を手配する手間もあります。また、インターネットなどには「外壁塗装は必要ない」という意見も投稿されており、「本当に外壁塗装をすべきなのか?」と疑問に思っている人も多いことでしょう。
この記事では、外壁塗装が本当に必要ないのかどうかについて説明します。自宅が外壁塗装を必要とする家なのかどうか疑問を抱いている人は、ぜひ判断をするときのひとつの参考にしてみてください。
「汚れが気にならなければ外壁塗装は必要ないかな?」
「とくに問題ないし、外壁塗装は後回しでいいかな?」
外壁塗装が必要になるタイミングで、このような疑問を抱く人は決して珍しくありません。また、ときにはメンテナンスフリーと謳って特定の外壁材を勧めたり、外壁塗装をしなくても問題がないとインターネットに書き込んだりする人の意見も散見されます。
そもそも、外壁塗装が必要ないという意見は本当なのでしょうか?まずは、そのウワサの真実について説明します。
結論から言いますと、住宅に使用されている外壁材のほとんどは定期的な外壁塗装が欠かせません。頻度は外壁材や使用する塗料によって異なりますが、10~15年に1度は塗り替えのメンテナンスが必要です。
ただし、外壁材によっては外壁塗装が必要ないケースもあります。自宅の外壁に塗装が必要なのか不要なのか、しっかりと把握することが大切です。
それでは、どうして外壁を塗装しなければいけないのでしょうか。その理由としては、以下の4つが挙げられます。
外壁塗装を行う最大の理由は、住宅を劣化や雨漏りから守るためです。今は問題がなくても、数年後に取り返しのつかない大きな欠陥に発展する可能性は十分にあります。住宅を守って高額な補修費用の発生を未然に防ぐという意味でも、外壁塗装は大切なのです。
また、塗装で見た目や状態を維持できている住宅は資産価値の維持にもつながり、売却するとき有利に働くこともあります。
それでは、外壁塗装が必要ないのはどのような外壁なのでしょうか。ここでは、塗装が不要なケースを2つ紹介します。
樹脂製サイディング外壁とは、素材にプラスチックの一種である「塩化ビニル樹脂」を使用した外壁材です。非常に耐久性が高く、20~30年ほどは外壁塗装が不要と言われています。
また、つなぎ目にシーリングを使う必要がない製品もあり、その場合は10年に1度必要になるシーリングの補修も不要です。もちろん完全にメンテナンスフリーというわけではありませんが、外壁メンテナンスの手間を大きく軽減できるでしょう。
タイルやレンガを外壁に使用している住宅は、塗装の必要がありません。タイルは30年以上、レンガは50年以上もつと言われている耐久性の高い素材であるためです。
こういった素材は、塗装することで反対にメンテナンスの手間が増えてしまう可能性があるため注意しましょう。
外壁塗装は住宅を保護するために欠かせないお手入れですが、高額な費用がかかるため、できるだけ頻度を減らしたいと考える人は少なくありません。外壁塗装が必要ない状態を維持したい場合は、4つの対策法が有効です。
耐久性が高い塗料で塗装すれば、次回の外壁塗装までの期間を伸ばすことが可能です。以下のような塗料を使用すれば、外壁メンテナンスの手間を軽減できるでしょう。
ただし、塗料の品質や職人の技術、住宅を取り巻く環境によって耐用年数は変わるため、一概には言えません。依頼する業者とよく相談して、自宅に合った塗料を見極めましょう。
外壁の汚れが気になる場合は、汚れが目立ちにくい塗料を使用することもひとつの選択肢です。ベージュやアイボリー、グレーなどの中間色は汚れが目立ちにくいため、こういった色で耐用年数が長い塗料を選ぶと、よりメンテナンスの頻度を減らせます。
大掛かりなリフォームになってしまいますが、外壁材を変えてしまうという手もあります。先述した樹脂系サイディングやレンガ、タイルはもちろん、金属系サイディングも比較的メンテナンスの頻度を抑えられるためおすすめです。
メンテナンスや塗装を優良業者に依頼することも大切です。いくら質のいい塗料を使用しても、技術が伴っていなかったり正しく施工できなかったりすれば、すぐに再塗装が必要になるおそれがあります。必ず評判や実績を確認し、信頼できる塗装業者に施工をお願いしましょう。
どのような外壁材・塗料を使用していても、外壁塗装や定期的なメンテナンスが不要になることはありません。「住宅に問題がなければ外壁塗装は必要ない」と判断することは非常に危険なので、必ず定期的に点検やメンテナンスを行ってくださいね。
塗装が必要ない外壁の状態を長く維持するためには、塗料や外壁材、業者選びが非常に重要となります。神奈川県川崎市周辺で実績が豊富な業者をお探しの方は、ぜひ野村塗装店までお気軽にご相談ください。